研究会について

 私たち里山イノベーション研究会は、新潟県上越市大島区を拠点に、ブナ林を中心とする地域の里山資源に新たなる価値を見い出し、いままでに無かった活用方法を創造することを目標に2020年春より活動を開始しました。

 折しも世の中は新型コロナウィルスの感染拡大騒動の真っただ中。市民活動はおろか、自宅からの外出ですら自粛要請が出されていたほどですが、それでもブナ林をはじめ里山の自然はいつもと変わらず、美しい芽吹きの新緑と春の花々、山菜を楽しませてくれました。

 昔、人間の暮らす「集落」と人が滅多に足を踏み入れない「奥山(深山)」のあいだに位置していた「里山」は、薪や炭などの燃料や自生する山菜・キノコといった食料を供給してくれる、農山村の人々の暮らしに欠かせない存在でした。近代化の波とともに次第にその生活上の必要性と価値を失っていった「里山」でしたが、効率化と都市化が著しく進んだ現在になって、「サステナビリティ(持続可能性)」という言葉とともに再び注目を集める時代がやってきました。

 私たちは研究会は、地元に眠るこの里山資源を新しい時代の視点から掘り起こし、再定義をして社会に紹介していくことで、当地を含む中山間地域の活性化につなげていきたいと強く願っています。

里山イノベーション研究会が目指すこと;
 1)美しいブナ林などの里山資源を活用した「持続可能な事業」を興す
 2)上記の事業を一つのモデルとし、近隣他地域にも活性化の好循環を発生させる

組織概要

 ■ 団体名

  里山イノベーション研究会

 ■ 事務局所在地

  〒942-0315 新潟県上越市浦川原区横川406 大陽開発株式会社 内

 ■ 会員数(2020年6月現在)

  普通会員  6名

  特別会員  大島区旭地区4町内会
        (田麦町内会、竹平町内会、板山町内会、藤尾町内会)

 ■ 沿革

  2019年(令和1年)7月  有志が集まり「田麦ぶなの森園」の活用を検討

  2020年(令和2年)3月  有志による「里山イノベーション研究会」仮発足

  2020年(令和2年)7月1日  「里山イノベーション研究会」設立総会

  2020年(令和2年)8月7日  「第1回 里山みらい会議」を開催

  2020年(令和2年)10月24日 「ブナフェス2020」を開催

  2021年(令和3年)4月~  上越市より田麦ぶなの森園の公園管理を受託

  2023年(令和5年)3月  【上越市】田麦ぶなの森園の公園管理を廃止(予定)